京都 なかい歯科 義歯・インプラント ほてつ研究所

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インプラント周囲炎

インプラント周囲病変とは?

インプラント治療は、「予知性の高い」=「良好な結果が長続きする」治療法として多数の長期研究報告をもつ、成熟期に入った治療法です。
このインプラント治療の普及に伴い大きな問題となって来たのが、インプラント周囲病変と呼ばれる炎症性病変です。
一般的にはインプラントが歯周病にかかるようなもの、とお考えください。
インプラント周囲粘膜炎と呼ばれる、歯肉の発赤や炎症から発展し、急速にインプラント周囲炎へと進行します。最悪の場合インプラントを支える骨の喪失によりインプラントの脱落が起こります。


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最新文献上でのインプラント周囲炎への治療介入による治癒率は、軽度で治療介入した場合74%、中等度で55%、重度の場合は22%となっており、早期発見、早期介入が望まれます。


インプラントと歯周病の関連について

そもそもインプラント治療を選択した人が歯を喪失した最大の原因が「歯周病」です。
歯周病は治療をおこなったとしても、簡単に治ったり無くなったりするという病態ではありません。残念ながら他の理由で歯を失った人に比べて、歯周病の既往歴のある方はインプラント周囲病変の罹患リスクが高いという報告があります。
なかい歯科では、歯周病に罹患している方のインプラント治療をおこなう場合、可能な限り歯周病を治してから治療を開始します。

大切なインプラントを守るために・・・メインテナンスの必要性

大切なことは、「かからない」または「病態を活性化させない」ための予防です。
リスクを減らす方法は、いくつかあります。
周囲炎を活性化させない為には、患者さま自身の日頃からの地道なブラッシング、定期的なプロフェッショナルによるメインテナンス、このふたつが何より重要です。
まずは、どうしてメインテナンスが必要であるのか。インプラントに特化したメインテナンスを受けないことのリスクやデメリットを患者さまに正しく理解いただくことも私たちの重要な使命です。

くわしくは、予防・メインテナンスページを参照ください。

メインテンス指向型のインプラント計画

なかい歯科では、さまざまな患者さまへのインプラント治療を行っています。 患者さまごとに条件やリスクは異なりますが、「メインテンス指向型」のインプラント治療を設計する場合もあります。例えば、厳しい歯周病リスクを有する口腔内環境の患者さまには、どのような特性を持つインプラントをどんな術式で埋入するのか?上部構造の形態や固定方法、審美性、咬合負担、それらに、プロフェッショナルメインテナンスの際のチェック方法等を加味して、インプラント埋入計画が策定されます。

くわしくは、インプラントページを参照ください。

インプラント周囲炎の治療について

不幸にもメインテナンスの重要性を知らされず、既に重度のインプラント周囲炎に罹患された方、また、メインテナンスに通っていたにもかかわらず、症状を発症したというケースもあります。
この、インプラント周囲病変はまだ限られたエビデンスしかない研究途中の病態であり、特に進行のすすんだ周囲炎については介入が容易ではありません。効果的治療法もいまだ確立されていないため、治療には困難を伴います。
なかい歯科では、現在分かっているいくつかの治療法の中から、外科的介入を含む最善と思われる方法とタイミングでできる限りの治療を行っています。
インプラント周囲病変は、早期発見、早期適切介入が肝要とされています。
私たちなかい歯科では、今後もインプラント周囲病変についての知識を深め、最新の知見を常にアップデートしながら、より適切で効果ある治療を患者さまに提供していきたいと考えています

実際の症例

インプラント周囲粘膜炎(インプラント周囲炎の前段階)

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適合不良のかぶせものが装着されており、外すと粘膜が著しく腫れていた。

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健康な歯肉を自家移植で整え、金属(チタン製)の柱を設置した。プラークコントロールも改善し、炎症は収まった。

インプラント周囲炎  a)切除療法

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外観からはあまり異常は分からない。

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出血が激しく、深い歯周ポケット。

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歯肉をめくると、このインプラントの周囲だけ、骨が溶けていない。

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ポケットを意図的に浅くするため、歯肉の量を減少させた。炎症の再発は無くなり、もう骨は溶けない。

インプラント周囲炎  b)再生療法

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歯周ポケットから排膿がある。

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インプラント周囲の骨が、クレーター状に溶けている。

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人工骨により、再生療法を行った。

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元の骨レベルまで回復。

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