人は、食べることが満足に出来なければ、当然ながら健康の維持は難しく、有病者の死亡リスクも高まります。
また、食べることは生きることの楽しみの一つです。加齢により、これまでのように自由な楽しみがともすれば制限される中、日々の食事を美味しく取ることができるというのは、生命維持であると同時に、大きな喜びでもあります。
なんでも美味しく食べられるお口の機能維持はQOL(生活の質)と直結しています。
私たちは、積極的に定期的に歯科にかかり口腔ケアを受けていただくことで、健康的に主体的に老年期を過ごすことのできる高齢者が増えることを願っています。
訪問歯科・
高齢者歯科VISIT
なかい歯科の訪問歯科・
高齢者歯科診療
なかい歯科では、高齢の患者さまの通院をサポートし、ライフステージに沿った治療を提案します。
通院が難しい患者さまへは、訪問診療を行なっております。
平成25年に、日本の高齢者(65歳以上)の人口が、全人口の25%を超えたと発表され、その数値は増え続けています。
今後、加速化する超高齢化社会の医療現場では、我々歯科医療者が、歯科医学だけではなく、全身についての知識と理解を持ち、高齢者のかかりつけ医のひとりとして介護医療や終末医療にも関わっていく…、それが当たり前となる時代がきています。
お口の健康管理は食べることとイコールです
プロフェッショナルによるお口の健康管理で、死亡リスクは1/4に
健康に長生きをするためには、いわゆる「健康寿命」を伸ばすことが大切となります。
高齢になると、神経や筋肉の衰えにより、食事中に食べ物が器官や肺に入ってしまう誤嚥(ごえん)が起こりやすくなります。
また、それが進行すると食べ物を噛んだり、飲み込むことができなく(難しく)なるという「嚥下(えんげ)」障害」になります。
要介護や寝たきりの方の中には、嚥下障害に加え、歯磨きの不足等によりお口の中のばい菌が気管から肺へと入ることで起こる誤嚥性肺炎で亡くなる方が多いのです。
日本呼吸器学会によると、日本人の死亡原因の第4位が、肺炎であり、高齢者の肺炎の70%が誤嚥性肺炎に関係し、薬の問題等様々な理由により治癒困難化し、死亡原因になるとされています。
この誤嚥性肺炎の予防には普段から口腔清掃を正しく行うことが極めて有効であることが分かっており、定期的な歯科医師及び歯科衛生士によるお口の健康管理とプロフェッショナルケアが加われば、死亡リスクは1/4分にまで減るのです。
少々無理をしてでも出来るだけ、歯科医院に来ていただきたい理由
私たちはプロフェッショナルとして様々な技術を持ちますが、それが100%発揮できるのは歯科医院内です。
そのため、ご家族や周囲の方のサポートを受ける事が可能であれば、可能な限り医院へお越しいただく方が患者さまにとって利益が多いと考えます。
なかい歯科では、全身の健康状態と口腔内環境、本人と介助者の負担などを総合的に考えた、老年期にこそ必要な治療とメインテナンスを提案します。
より手入れのしやすい義歯の作成や、熟慮の上、あえて抜歯ということも考えられます。継続的にフォローを行う中で、今後起こりえる寝たきりや認知症等状態の悪化時にも対応しやすい、ストレスの少ない口腔内環境を計画的に整えていくことが重要です。
早めに相談いただき、対処することで可能となることがたくさんあります。
その上でどうしても通院困難となった場合に、私どもからお伺いするというのが望ましい形態と考えております。
院内は全てバリアフリーとなっており、通院についての配慮や相談などは、受付担当者がお話承りますので、ご遠慮なくお尋ねください。
訪問診療によるサポートをご希望の方へ
様々な理由で通院が難しい状態になられた時は、訪問診療でお伺いします。
私たちは、これまでなかい歯科で治療を受けていただいた患者さまの終末期にまで寄り添うことができる体制を整えております。
もちろん現在既に在宅診療しか叶わない方も受け入れしております。
お口の機能やお世話に関する日々のお困りごとをお聞かせください。本人及び介助者のストレスが少しでも低減し、健康で心地良い生活が叶うよう、お手伝いいたします。
当院の訪問診療では、できるだけ院内に近い環境で診療を行えるよう専用の高性能機器を取り揃え、衛生管理と滅菌処理を徹底し、安全な治療と、適切な予防メインテナンスの充実に努めております。
訪問歯科のお申し込み・お問い合わせは
電話・メールで受け付けております。
075-252-1020
info@ndo-kyoto.jp