投稿日2025.02.28
講演セミナーseminar
こんにちは。なかい歯科 義歯インプラント研究所 歯科医師の城下です。
寒い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、ブログタイトルですが、こちらはちょうど明日大阪で開催される、歯科勉強会で自分が発表する内容に関連しております。
補綴のクリニックなので、歯を失ったらその後どのように補綴修復をすれば良いのか相談される患者様を担当することが多々あります。
相談している中で、どれくらい歯が残っていれば良いのか、と言う内容になることもあります。もちろん、残っている歯が多ければ多いほど、生活の質は向上すると考えられます(あくまで健康な歯が多数残っている場合です)。しかし、歯を何本か失ってしまった場合、本数以上に上下の歯がどのくらいの割合で噛み合っているかが重要となります。本数がそれなりに残っていても、噛み合う歯をそれぞれ失っていては、食事は非常に困難になります。そして、歯の失い方によっては、インプラント以外の選択肢では機能回復させることが困難となる場合も珍しくなく、非常にお金や時間のかかる治療になってしまうケースがあります。
当然ですが、失った歯の担っていた機能を回復させることは非常に大変になりますので、予防という概念が幼少期からもっと国全体で定着していけば良いのに、と思うことが多々あります。歯科疾患は自覚症状のない間に進行しているケースが多いので、少しでも定期的な検診に来ていただければ幸いです。