投稿日2020.05.11
講演セミナーseminar
こんにちは、なかい歯科 院長中居です。
新型コロナウイルス感染症の歯科での感染リスクについて、不安や心配のある方もいらっしゃると思います。
私たち歯科医療従事者は、日常的に感染を防護することが必須で、スタンダードプリコーション(標準感染予防策)というシステムを積み上げており、感染症に対する知識も豊富です。
しかしながら、新型コロナウイルスは未知のウイルスであり、当院でも改めてスタッフ皆でこの新しいウイルスの感染経路や、感染防護策について学び直し、スタッフと患者さんの双方がコロナに感染することのないよう、あらゆる対策を講じております。
その中でも、エアロゾルによる空気感染の防止についてその対策に触れます。
ウイルスは、接触、飛沫、空気、血液媒介で感染します。
その内、空気感染の経路としてエアロゾル感染のリスクがしばしば言及されていますが、歯科では、歯を削る時にエアロゾルという飛沫が発生するため、大変注意が必要です。
有効な対策として「口腔外バキューム」が挙げられ、当院でもコロナウイルス対策として積極的に使用しています。
また、デンタルチェアーには「口腔内バキューム」も標準装備されています。
一般的な診療チェアには1本しかないものですが、当院のKAVO(ドイツ製)のデンタルチェアーには、「口腔外バキューム」として使用できるほど強い吸引力を持つバキュームが2本標準装備しています。
よって、当院での治療は、「口腔内/外に合わせて最大3系統の吸引が行える」ことにより、エアロゾル飛散のリスクを最小限にコントロールできるシステムとなっています。
他にも、KAVOデンタルチェアーには、常時水消毒システム・集中水消毒システムが備わっており、治療に関わる全ての水の高い安全性を担保しています。
京都の歯医者 なかい歯科