投稿日2024.04.25
講演セミナーseminar
こんにちは。
なかい歯科 歯科衛生士の黒岩です。
今までは歯科アシスタントとして従事していましたが、この度歯科衛生士国家試験に合格し、4月から歯科衛生士として再スタートさせていただきます。よろしくお願いいたします。
ところで皆様は、歯周病があらゆる疾患に関連していることをご存知ですか?
糖尿病があると歯周病にもなりやすく歯周病が悪化しやすいです。実際に糖尿病の患者さんの中には歯周病を患っている人が多いです。
糖尿病では免疫が低下してしまいます。高血糖では白血球などの働きが低下してしまい、感染症にかかりやすくなっています。プラーク(歯垢)の菌に対しても抵抗力が低下するため歯周病になりやすくなります。また高血糖の影響で歯のさまざまな組織が劣化したり、歯肉の血行が悪くなることも関係すると考えられます。
では、歯周病はなぜ糖尿病に影響するのでしょうか?1つは歯周病の菌から出る毒素が血液で全身に広がり、それがインスリンの働きを低下させ血糖値を上げると考えられます。
このように、歯周病は全身的な疾患にも相互的に悪影響を及ぼしてしまい、疾患の悪化や歯を失う原因にもなります。
そうならないためにも、定期的な歯科検診を受け、歯周病の早期発見に努めましょう!
京都の⻭医者 なかい⻭科