投稿日2018.10.13
講演セミナーseminar
こんにちは。なかい歯科 義歯インプラント研究所 歯科衛生士の横谷です。
私は、旧なかい歯科からの勤務で患者様とは主にメインテナンスでお会いすることが多いと思います。また、現在は社会人大学院生でもあり、度々皆様にアポイントの変更や担当変更などご迷惑をおかけしております。申し訳ございませんが、ご理解ご協力のほどお願い申し上げます。何か習得したものを患者様にお話できればと思いますので、今後も何卒よろしくお願い申し上げます。
今回は少し前の話になりますが、3年に1回開催されるヨーロッパの歯周病学会Europerio9の報告です。今回の開催国はオランダ アムステルダムで、6月20〜23日に開催されました。私は、6年前に開催されたウイーン、その後のロンドンに引き続き3回目の参加でした。この学会では、ヨーロッパのみならず世界中の歯科関係者が集まります。
今回の一番のトピックスは、歯周疾患やインプラント周囲疾患の新しい分類についての内容でした。日本でも少しずつこの内容が今、解説され始めていますがより具体的に細分化された分類です。今まで、歯周病を説明するのによく”感染”という言葉が使用されていましたが、今回の話では炎症性疾患という説明が使用されていました。分類では、StageとGradeという視点からそれぞれ過去と未来の評価をみて歯周病と診断された方を分類していきます。EBMに基づき、医療関係者間、疫学調査などでも有意義なものとなるだろうとされています。私達もよく理解して、臨床で診査とリスク評価を行い、使用していきたいと考えております。
この学会では、他にポスター、広大な企業展示、研究発表など多くのセッションもあり、毎日朝から夜まで充実した内容が組まれていて、会場も広く歩き回るため、なかなかハードな毎日でしたが充実した時間を過ごすことができました。研修の時間をいただき、ありがとうございました。