投稿日2019.04.25
講演セミナーseminar
こんにちは。なかい歯科 義歯インプラント研究所 歯科衛生士の菊地です。
早いもので4月ももうすぐ終わり、あっという間に5月になろうとしています。
若葉萌える好季節になりましたが、皆様お変わりございませんか。
新学期が始まったこともあり、最近お子様が検診で来院されることが多く、乳歯と永久歯のことについて質問を受けることがあります。
そこで今日は、乳歯と永久歯ついてお話させていただきます。
個人差はありますが、乳歯はだいたい生後6か月~9か月頃に生えだし、2歳半頃で20本すべての乳歯が生えそろいます。そして6歳~12歳頃にかけて乳歯から永久歯へ生え変わります。
最終的にすべての永久歯が生えそろうのは13歳~14歳で、親知らずは生える人と生えない人がいます。
最初に生えてくる永久歯は6歳臼歯で、この歯は生え変わりではありません。
そして乳歯列の一番後ろに生えてくるため、検診で初めて生えていたことを知るご両親も多いです。
6歳臼歯は永久歯の歯並びや噛み合わせの基本となりとても重要な歯です。
しかし、完全に生えるまで約1年かかるため、手前の乳歯より背が低く、注意して磨かないとすぐに虫歯になってしまいます。
永久歯は乳歯の下で成長するため、乳歯の状態が影響してきます。
生え変わるから乳歯が虫歯になっても大丈夫だろうと虫歯を放置している方がおられますが、虫歯の乳歯を放置すると、その後に生えてくる永久歯の歯の質が悪くなったり、歯並びに悪影響を起こしてしまいます。
乳歯だからと言って虫歯は放置せず、虫歯があれば治療するようにしましょう。
乳歯・永久歯ともに生えたての歯で一番大切なことは、しっかり予防を行うことです。
生えて間もない歯はとてもやわらかく、歯の表面を顕微鏡でみると表面が粗く、汚れが付きやすく酸に溶けやすいため、虫歯にとてもなりやすい状態にあります。
お家でのブラッシングはもちろんのこと、早い時期からフッ素を活用することで歯を強くして、虫歯予防をすることが大切です。
当院ではお子様の定期健診と定期的なフッ素塗布も行っております。
またお子様でも使っていただけるフッ素量の歯磨き粉も販売しておりますのでお買い求めいただきます。
歯は一生のパートナーですので、お子様のうちからしっかり歯を守り、一本でも多くご自身の歯を守っていきましょう。
そのためにも定期的なメインテナンスがとても重要ですので、ご来院お待ちしております。
大型連休も近づいて参りました。皆様楽しい休暇をお過ごしください。
京都の歯医者 なかい歯科